ウガンダから帰国しました。

アフリカから帰国した家族のお話。

ちびぞう、憧れの存在

子どもが新しい感情に出会う瞬間、新しい感情を知る瞬間。

そういうものにただただ立ち会えるのが子育ての面白さだったり楽しさだったりするのかなぁと思う。

 

まだ知らなかったその新しい感情と出会い、それを体験し、その感情の意味を知ったり、色んな例を知ったり繰り返したりしながら大きくなっていく。成長していく。

これが人間の面白さの一つ。

 

昔ちびが「恋しさ」に出会えたことについて書いたけれど、今回は「あこがれ」。

 

ugandalife.hatenablog.com

実を言うとちびはもう「憧れ」の感情を昔から知っていて。その対象はマイケルジャクソン。

マイケルジャクソン崇拝は2歳早々からずっとだし、今でも変わらずアドマイヤしているけれだ今回のそれは身近な「憧れ」。本当に近くの存在への「憧れ」だとの初めての出会いだ。

 

最近やたらとデニムを履きたがるようになったちび。

毎日毎日履きたがる。

でももともと固いデニム生地。しかもサイズが若干小さめとあってちびが一人で脱ぎ着するのにやたらと時間がかかるため、あまり着させたくないのが親心。

 

でもやたらと履きたがる。

やたらとデニムばかりをクローゼットから持ち出してくる。

 

なんでだ、、確かに昔からの嫌いではなかったけれどこの突然のブームは一体なんだ?!と思っていたところ。。

 

突然やりだした「かっこいい風の喋り方」

これは英語で喋る時になぜか、低めの声で、早口で、ボソボソっと話すこと。

 

うまく文字にしてお伝えできないんですが、よくわからない謎の喋り。

 

「それなに?聞き取りづらいんだけど」と率直に伝えたところ。

 

「Aのマネなの」

とのこと。

Aはクラスにいる、たぶん南スーダン人?の男の子。

 

一つか二つ上にお兄さんがいて、斜に構えた感じの子だ。

他の子がやたらと純粋無垢な感じなのに対し、確かにとてもカッコつけな感じ。

 

どうやらちびは彼に絶大なる憧れを抱いてるらしい。話をたどっていくとデニムを履きたいのも彼がよく着ているからでそれがかっこいいと思ったから、だそう。

 

なんだよそれ。

 

 

 

なんだよそれ。

 

 

 

 

 

 

なんかいいじゃーーーん。

 

身近なところに憧れの存在を持つってとても素敵なことだし。

家族以外にマネしたい存在ができると、世界がグググっと一気に広がっていく。ファッション音楽スポーツ、どんなことでも。憧れている人のことを真似ていくことから自分の新しい好きなことや趣味が生まれたりして。

 

私も4歳の頃仲良しの好きな女の子がピアノをやっていてやり始め、その後15年近くやり続けた(最後は細々。かなり)。でもなかなかそんな存在がいなかったら、ああいうきっかけじゃなかったら、続けられなかったかもしれないから。

 

身近な存在への「憧れ」は私の知り得る範囲ではちびにとっては初で、そこからすでに色んなことを彼は感じたり、世界を押し広げたりしてる。

 

すごくすごく成長を感じました。と同時にこんなに成長してるんだもの、そりゃこれだけ小憎たらしく、私と喧嘩もするわな、と納得もしたわけです。

 

新しい感情。

私の年齢になってくると、新しい感情に出会えることなんて早々ないから、ちびが新しい感情と出会い、それを共有してくれることが、楽しみです。そのうち共有してくれなくなるんだろうからなー。。笑

 

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帰宅後トランポリンの上で私の上に寝るおちび。