ウガンダから帰国しました。

アフリカから帰国した家族のお話。

ちびぞう、一部は全部じゃない

ちびのことをかきます。

 

いつもちびのことをまぁ書いてるわけですけど、改めて。

 

私の思うちびぞうは、引っ込み思案で、どちらかというと穏やかで、周りをよく見てる人。周りに気ばかり使う人でなかなか思ったことを言えない人。

 

そんな感じ。これは多分半分真実で半分は間違い。

 

日に日に見解も変わるし、日に日に彼はやっぱり成長してる。

 

そんなちびが、ウガンダに来て英語の環境に入ってから明らかに変わったことがいくつかあって。

 

わたしは最近それに惑わされてた。

惑わされてたっていうか、それももちろんちびの一部で、こういう環境下にいるときにこうなるっていうちびぞうのまぎれもない一面なんだけれど、それがあまりも前に出てくるから、他のちびが持っているたくさんの良いところが霞んで見えていたかもしれない。

 

理解してもらえないとつい手が出ること。

気に入らないことがあるとき相手に大声で威嚇しようとすること(本人はライオンのつもり)。

挨拶されてもプイってしちゃうこと。

話しかけられても話しかけられてもなかなか輪に入って行こうとしないこと。

 

こんは些細なことから、私は彼の対人関係スキルとか、人間関係を勝手に心配したりして、勝手に気を揉んで勝手に助けようとしたりしていた。ついつい口を出したり指摘したり。

 

 

ちびの変化、全部じゃないけど多くは皆、新しい環境に慣れようと努力してる途中だからだ。

うまく言葉が出ないからだ。

自分の英語に自信が持てないからだ。

 

もちろん成長の過程もある。

でも、ちびの日々はちびの心の葛藤の連続だ。

 

昨日たまたま我が家に来てくれた日本人のゲストの中にちびと同じくらいの年齢の男の子がいた。

最初はなかなか打ち解けられなかったちびだったけど時間とともに彼と仲良くなって楽しくなって、最後は別れがたくて涙しそうになる程。

 

なんて事のない光景だったんだけど、私は泣けてしまって仕方がなかった。

 

久々に日本語を話せる友だちと一緒になれて楽しかったんだろうなぁ、と思うことはもちろんだけど、ちびが日々葛藤しながらいろんな行動や言動で表現しているのを知ったからだ。

 

彼の今見せる行動は彼の全部じゃない。

そしてちびの今は紛れもなくちびで、こういう状況に置かれたときの彼の葛藤は彼そのものなのだけど、でもそれは当たり前だけどちびの全部じゃなくて。ちびは広いしいろんな一面もいろんな可能性もたくさん待っているんだっていうこと。

 

頭でわかってたつもりで口でも繰り返していたけど、それを一番に信じて、一番に「大丈夫」って思ってあげられてなかったのかもしれないなぁ、振り返りました。

 

笑顔でおしゃべりしながら楽しそうに駆け回るちびをみて、本当になんだか幸せな気持ちになった日曜日だったのでした。

 

そして月曜日。

「なんだか幼稚園行きなくない気分になったなぁ」と言うちびだったけど、

ちゃんと幼稚園へ行くと自分のロッカー荷物を入れ、私とバイバイする彼なのでした。

そして、「Chibi has come!」と笑顔で先生に伝えてくれる友だちといつも暖かくちびを迎えてくれる先生方にもたくさんたくさん大きく感謝です。

 

 

 

よし、もう少し大きく構えていこう。

ちびのことを応援する気持ちが強くなりすぎて、このブログを書いてることもあって、彼の観察を本当に細かくしてきたけど、彼のことをもっともっと信じて、どんと構えていこう。

 

f:id:ranka_toba:20180514172311j:image

 

 

 

 

そういえば、4月頃から始動していましたが、家族で新しいことを初めてみました。

近々このブログでも紹介したいなぁ、と思っています。