ウガンダから帰国しました。

アフリカから帰国した家族のお話。

ちびぞう、「勇気を持って」

幼稚園にすっかり慣れ、

新しい自分の大事な居場所として認識できるようになったちびぞう。

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毎日嬉々として幼稚園に行っています。

先日も金曜日に私と建さんが新しい靴をちびに買って来たところ、「明日幼稚園に履いていく!」と大騒ぎ。

土日休みだということを納得してもらうことにしばらくかかり、今朝何としてでも履いていきたいと雨の中新しいスニーカーをリュックに入れて登園しました(登園時は長靴)。

特に月曜日のワクワク度合いはすごくて、ゲートを入ると猛ダッシュ

後ろから追いかける私をたまに確認しながらも一直線で教室にかけていきます。

 

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そんな感じで最近は朝の時間にはすっかり泣かなくなったちびぞうですが、先週の木曜日のこと。

ちょっと体調も悪かったのか朝からグズグズ。

出かけたくなくてグズグズし、登園してからもなぜかグズグズ。

別れの挨拶をするととっても久しぶりにワーーーン!と泣き出したちび。

 

泣きだすと止まらなくなり、

引き際がわからなくなったのか

私が別れを告げてもしばらく泣いていた。

 

そして次の日。

朝行くと南スーダン人のお友だちがちびに向かってこう言った。

“I used to cry in the morning but I have stopped. You are going to be very brave and you won’t cry today Chibi”

(僕も前は泣いてたけど泣かなくなったよ。勇気を持って!今日は泣かないで。)

 

聞いてるだけで私は泣けてしまった。

友だちとはまだなかなかコミュニケーションもできていないんだろうな、幼稚園に行って言葉のないまま他の子に馴染めているのかな、なんて勝手に心配ばかりをしていたけど、そんなちびに対してそんな気持ちを抱いてくれる子がいるなんて、本当に嬉しくて。

 

こういうシーンを1つ見るだけで、ちびはもう私が見てないところでいろんな人の優しさとかあったかいものに支えられて大きくなったり、気持ち成長したりしているんだなぁ、とじん、となり。

 

単なる時間の経過による「慣れ」ではなくて、たしかな安心感が彼の中で生まれているからこそ、幼稚園という場所がハッピーになり、大切な場所になり得たんだなぁ、と実感できるエピソードだった。

 

その日のちびは、また笑顔で私にバイバイと手を振ってくれ、いつもより早く友だちの輪に入ってくることができた。

 

まだ3歳になるかならないかの小さいコミュニティの中で、しっかり支え合って、強く成長して行く彼らの姿を見て、これから先の彼らからも目が離せないな、と思った。

 

私自身も幼稚園の送り迎えが更に更に楽しみになった出来事でした。