ウガンダから帰国しました。

アフリカから帰国した家族のお話。

6年間での私の変化

私ごとですが、我々夫婦、無事にエイプリルフールにて6回目の結婚記念日を迎えました。

結婚7年目に突入!!

あっという間でした。本当に。

 

 

 

そうそう、そういえば先日、夢を見ました。

 

オシャレで可愛いお友だちと食事に行くという予定が2時間後に迫っているのに、その日の自分の格好がどうしても気に入らなくて、着替えたくて待ち合わせしている表参道の駅周辺を走り回る夢。
何か買って着替えようと思うんだけど、思うようにイメージにマッチする服に出会えなくてひたすら焦る、そうそんな夢。

焦りながら目が覚めて、クスリと笑ってしまった。

夢に見たけど決して珍しいような状況ではなくて、過去に実際何度も経験したことのあること。
出かける日にクローゼットの中身を全てひっくり返して焦り、買い物に走ったこと。

それくらい、誰に会うか、どこで会うかに合わせて色んな服やアクセサリーを次々と買って、使い捨てのように使ってる時期もあった。

 

 

結婚してこの6年間で本当に暮らし方がたくさん変化したと思う。

生活の仕方や時間の過ごし方は本当にちびが生まれたのもあって大きく変化したけれど、決してそれだけじゃない。

私の場合住む場所が大きく関係しているなと思う。

都内に住んでいたとき、明らかにわたしは必要のないものまで欲していたし、身の丈に合わないものもたくさん買っては身につけていた。欲しいと思ったらなんとかして手に入れたかったし、それは本当にそれが欲しかったのか、それを身につけた自分になってみたかったのか。どちらでも全然良いって思うんだけど、かなり多分背伸び気味だった。

鎌倉に引っ越してからだいぶ地に足がつくようになって、ちびが生まれたこともあってスニーカーが似合うような人になりたくなって(ほぼただのズボラだったけど)、生活のスタイルや買い物のスタイルとか、かなり大きく変えられたと思う。

お金をそんなに使わなくても楽しい時間がたくさんあると知った。一つのものを大事に長く使うことを知った。年齢やそれぞれなスタイルによって似合うもの身につけるべきものが違うことを知った。なんどもいうけど、これは多分、私の場合はちびが生まれたからというより、住む場所が変わったから。周りの環境が大きく変わったからだ。

 

都内はキラキラしすぎていて。気後れしてしまうくらい(毎日都内へ通勤していたのはさておき)。

 

今回ウガンダに来て、生活をゼロにして、色々リセットしたいなぁ、色々まっさらにしてみたいなぁと思っていたけど、それは、日本にいたのでは私、それが本気でできる自信がなかったから。

東京にいると物が溢れていて、どんどん新しいモノが欲しくなる。世界がキラキラしていて、美しくて、私もこの世界に身の丈を合わせるためにこのキラキラしたものを手に入れなきゃと思ってしまう。それは私が本当に必要なものか、わからないのに。

 

ウガンダに来てから大事なものって本当にそう多くはないなと気づきました。

ウガンダに来て、必要なものって本当にそんなにないなとわかりました。

 

クローゼットに何十枚、下手したら何百台の服が仕舞われてなくても、新しい化粧品情報に敏感じゃなくても、銀座の美味しい有名なレストランに足しげく通わなくても、別に良いんだなと今は思います。

 

もちろんそれぞれの世界に、その世界が持つ良さがたっぷりあるわけだけど、私がいいなと思うものとは本当は私に似合うものと少しずれていたようだし、無理していたんだ、と気づけました。

 

6年間たって、ウガンダに来て、ようやく気づけた。

 

 

そして6回目の結婚記念日。建さんが私にプレゼントしてくれたのは

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ちびちびクマのぬいぐるみ。

いま無職だし、と手作りできるもの。

これが今の私たちの家族をとてもよく表しているようですごくすごく嬉しかった。

 

それからお揃いのTシャツなんかも

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6年前の私だったらこのプレゼントで満足できなかったし、これの良さもきっとわからなかったと思う。

 

6年間かけて生まれた一つの答えがここにあるなぁ、となんだか嬉しくなりました。