家族でアフリカに住んでます。

アフリカ生活における家族の記録。主に息子ちびぞう(3歳)のおはなし。

ちびぞう、おでこを割る

 

その日はビザの取得で朝からイミグレに。

イミグレでの待ち時間がとにかく長くて暑いし疲れるし、本当にちびもぐったりだった。

そんなちびは帰り道に車の中でぐっすり寝てしまってそのまま珍しく2時間くらいも昼寝。

16時近くになって起きてきたけど昼寝後はもうすっごくハイテンションに。

 

晩御飯をみんなでワイワイ食べて、食後いつものように少しのんびりしていたときのこと、、、それは起こった。

 

とにかくハイテンションだったちびは、ダイニングテーブルの周りをずっと走り回る。

ぐるぐるぐるぐる。ここまではいつもと一緒。

「危ないよー」なんて言いながらも横目で見ていたとき。

 

 

 

パターン

と大きな音がして。

 

 

その次に聞こえてきたのはちびのとんでもなく大きな泣き声。

ああ、まったく。

やっぱり転んだよーなんて思いながらも起き上がるのを待っていたらなんだ?

何かがおかしい。

 

走り寄った建さんが抱き上げたちびの顔を見てみると。

 

 

 

おでこがパックリ。

 

いや、ばっくり

 

 

 

 

 

げ。

 

 

 

左眉の上あたりが大きく割れたようになっている。

 

 

大声でパニックになりながら泣くちび。

割れた傷口から流れ続ける大量の血。

 

何もできない私。

 

 

建さんや父母が冷静に対応してくれ、止血はしないと、と応急処置をしてくれ。

「病院に行った方がいいね」と病院を調べてくれ。

 

とっくに帰宅していたドライバーのアンドリューも電話一本で一目散にボタボダで駆けつけてくれ。

(ボタボダ=ウガンダでメジャーなバイクタクシー。カンパラ市内にいると恐ろしいほど多くのボダボダに遭遇する。ウガンダの人に欠かせない交通手段butヘルメットもしていないし、平気でバイクに3人も乗るし、運転は荒いしでかなり危険。本当にしょっちゅうぶつかってるところや、事故にあってるところを見かけます。)

 

 

 

その間も私は何もできずずっとオロオロ。

 

泣き続けるちびを見つめるしかできないし。

正直言ってできることは何もないし。

 

急いで駆けつけてくれたアンドリューと車に乗り、

今回はIHK(International Hospital of Kampala)という病院へ行きました。

http://ihk.img.co.ug/

 

24時間営業の総合病院。

とにかく渋滞がひどかったし、途中事故したりしていて、たどり着かずその間もイライラドキドキ。。。

ウガンダはとにかく渋滞が本当にひどいので、、)

 

たどり着いたIHKは本当に立派な病院でびっくり。

私は怪我もそうだけれど、この国で治療してもらうことにも不安を抱いていたので、

立派なIHKに少しホッ。衛生状態なども大丈夫そう。

カンパラ内にはいくつか大きな病院があるようだけど、ここは総合病院。

もう一つ外科専門?の大きい病院もあるということ。

https://thesurgeryuganda.org/

 

 

到着後受付をして、状況を説明したのち、Emergencyの病棟で待つことに。

 (わたわたしていた私をよそに、父や建さんは病院に感心しながら写真を撮っていたのでもらいました)

f:id:ranka_toba:20180224160550j:plain

 

かなり夜なのに人が多かったです。

病院についたのか21時過ぎだったかな?受付の人たちもとても感じがよく、

コミュニケーションもしやすかったし本当に助かった。

 

f:id:ranka_toba:20180224160702j:plain

産科や婦人科もあるんですね。

CHILDREN'S CENTREとかもあって、赤ちゃんや子どももたくさんいました。

 

そして、EMERGENCYセンターについてから、痛みも少し落ち着いて元気を取り戻り眠気もプラスしてすっかりハイテンションになったちびと共に先生が来てくれるのを待つ。

先生を待つ。

 

 

 

 

 

先生を待つ。

 

 

 

 

 

 

 

先生をま、、

 

 

 

 

 

 

 

つ。

 

夜の救急だし、ちびの症状はクリティカルなものではないし、待つことは承知していたけど(ほかに緊急の患者さんがたくさんいそうだったし、、、)。

 

かなり待った。

来たと思ったらいなくなるし。

来てくれるかなと思ったら電話がかかっていなくなるし、、ってことで1時間半は待ちましたかね。

 

 

でもようやく来てくださり。

そこからがクライマックス。

すぐに「縫ったほうがいいね」という話になり。

全身麻酔にする?それとも局所麻酔にする?」と先生。

さすがにちびぞうの身体に全身麻酔してもらうのは怖いので、局所麻酔をお願いしたところ、不満そうな先生。

「暴れるし泣くでしょう。寝ちゃったら楽だよ」と。

「いやいや怖いから。こんなに小さいのに。局所で、お願いします、、、」と話す私(失礼のないように、、ね)。

 

不満そうな先生だったけど、「じゃあちゃんと持っててね」と言われて総出の私たち。

 

 

いやぁ、大変でした。

局所麻酔がすごい大変そうだったし。

 

 

結果

 

 

 

 

 

 

15針ほど縫いました。

もっとかな。記憶がおぼろげで。もう覚えていません。

とにかく見ているのがつらくて辛くて。おかしくなりそうでした。

 

 

かなり深いところから切れていたので奥を縫って傷の上のほうを縫ってという感じだったので。泣き叫ぶちびを抑えながらだったので30分くらいだったかな、、、

えっっっっっらく長く感じました。長かった。

言葉でうまく説明ができません。もう。

 

おそらく麻酔が効いていたから縫合はそこまで痛くなかったのではないかと思うけど(もちろん痛いけど)、

とにかく注射が痛かったので(傷をえぐるように注射するから)、

そのあとはただただ恐怖が続いていて、とにかく怖い怖いと叫ぶちび。

縫合が始まっても、状況をことこまかに言葉で実況中継のように伝えてくれる人。

びっくりするくらい縫合中、ずーーーーーーーーーっとしゃべっていました。

 

 

でも親としてはその実況中継を聞いているのがつらすぎて。

 

 

 

泣きそうでした。私が泣いてどうする、って思ってぐっと我慢したけど。

(家に帰ってきた後こっそり泣きましたよね)

 

親の大変さ、改めて実感しました。

怪我する度、熱出す度、なにかある度寿命が縮むかと思うくらい心配して、一喜一憂しておかしくなりそうになるもの。

ちびは本当にしょっちゅうケガする人でおでこが割れるようになるのも実は2度目。

これからエンドレスに続くんだろうなぁ、、と思った瞬間なんか、、、

 

 

 

 

気が遠くなりました。笑

 

 

 

 

死なないほどの怪我であればいくらでもしたらいい、と思ってる。

怪我をしないようにしないようにと先回りするようなこともできるだけしないよう、と思ってる。

危険を一つ一つ先回りして潰すようなことは決してためにならないことだってわかってる。

 

でも今日のようなできごとがあると、どうにかして守ってやれないかと思ってしまう。

 

本当に葛藤続きだ。

 

 

ほんと親になるってとんでもない大変な偉業ですね。

何もできないのに、何かできるんじゃないかと思ってしまう。

無力なのに何かコントロールできるんじゃないかと思ってしまう。

 

思ってしまうことによって葛藤が生じるのに。

頭でわかっていても心はついていかないもの。

 

きっと5年後も10年後も同じような葛藤を心に抱えてるんでしょうね。

それまでこのブログを書いてたらきっと同じような記事を書いてると思います。

そのときも。

 

 

後日、ちびは元気にやっています。

 

今は少しスローペースですが来週からは日常に戻ることに。

日常に戻る=また怪我をする日々が始まる。

ドキドキですが、一喜一憂しすぎ、見守りながらやっていきたい、、、です。