ケニアやタンザニア時代もそうだったけど我が家の諸々を助けてくれる人たちを雇うというのは我々の義務でもあって、昔も我が家にはお手伝いさんや運転手さん、庭師の人など使用人と呼ばれる人たちがたくさん出入りしていた。
今は父と母2人で住んでいるところにやって来たので人数は少ないけれど、我が家には家のことをしてくれるコッシー(みぃつけた!を思い出すよね)と運転手さんのアンドリューがいる。
2人ともあまり笑わないし、口数がとても少ない。
でもちびぞうだけにはかなりコミュニケーションをとってくれる。
東アフリカ(東アフリカだけではないと思うんですが、私の知ってる範囲で)では子どもは本当に宝とされているから、みんなとにかくとにかく子どもに優しい。
私や建さん、大人だけで話しかけるとかなり冷たくされたりすることもあったりするに(でもこれはウガンダでは少ないかな)、ちびぞうに対してはほぼ100パーの確率で笑いかけてくれたり、話しかけてくれたりする。ウガンダに飛ぶ飛行機の中だけでもちびぞうはかなり人気者でたぶん片手の指に収まらないくらいの人たちに、話しかけられたり頭を撫でられたりしていた。
コッシーやアンドリューも例外ではなくて、
ちびぞうをみるとニコッと笑いかけ、はなしかけてくれる。ちびも2人のことがとても好き。
朝幼稚園に行きたくないとごねるちびに、
「アンドリュー、ちびを幼稚園に連れて行こうと思って車で待ってくれてるよ」と伝えると
「ああ、なら、、、」
と乗り込んだり、
幼稚園でもらったI.D.カードを誇らしげにもつ彼に
「帰ったらおじいちゃんおばあちゃんに見せないとね」
と話す私や建さんに、笑顔で
「うん!コッシーにもね!!」
と話すちび。
ちびにとって2人がどういう存在なのかわからないし、どう考えてるのかは全くわからないけど、
ちびは2人のことが大好きらしい。
肌の色や言葉の違いに抵抗を示したり、何か言ってくることがひょっとしたらあるのかなぁ、思ったり勝手に身構えたりしていたけどそれは今のところ皆無だと思う(大人の目に見える範囲では)。
そんなの関係ないんだなぁ。
2人がお休みの日に「今日は来ないんだねぇ」と少し寂しそうに話すちびを見て、純粋に嬉しいし、そうやって彼が感じられるよう丁寧に優しく接してもらえてとてもありがたいなぁ、と思う母であります。
そして私もその姿を見て私がケニア滞在時の幼少期に大好きだった、ナニー兼お手伝いさんのアグネスのことを思い出す。
本当に大好きで大好きでいつも背中を追いかけ回していたアグネス。記憶はおぼろげなのに大事な思い出でしっかり心に残っているのが不思議。
ちびにとっても、これらのことが心の何処かに残って行きますように。